私のフルートの先生は日本の三大オケの一つでの首席奏者でした。言ってみれば日本でトップクラスの演奏家。体の不調から中途退職した人です。多分、高齢者の体力不備などもよく知ってらっしゃる人だと思いました。先日の定期レッスン日から、いよいよ高齢者向け訓練をやってもらうことになりました。詳細は省きますが、例えば、若き頃の半分の肺活量で、響き重視の音の追求とか、自然に指運動が鈍くなるのを防止するトリルの練習・・・・などの項目を初心者用の教則本を紐解いてゆっくりテンポでやり始めたところです。適切なストレッチも含めて、どう展開していくか楽しみです。復活できなくとも、きっと来世では名プレイヤーとして誕生するかと馬鹿笑いしているところでもあります。
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個人的にやっと知りえた事柄でした。演奏の上手い下手以前の条件で理想的発音のためには、アパチュア(息の出る唇の穴)の細さ。肺活量、肺周辺の筋力がそれぞれ適切でなければ、当たり前の音は出なくなる。加齢により不備になることを考えれば、そこを鍛え調整することで、若いころの発音は復活する。その訓練をひたすらやっていこうと考えている75歳になった自分の今日この頃でした。
本番はともかく、練習会場まで閉鎖という現象です。いつまで続くのでしょうか。世界にノーベル賞受賞者たくさんいるのに、薬開発できないとは、なんてこったことだろう。乱暴な言い方する人「みんな罹患して抗体を誰もが作ればいい」ってなるのを待つしかないのかな。
シニアで構成する、我がラルゴ合奏団。きっと素晴らしい近未来が待ち受けていると思います。若手、名トレーナーの指導で、テーマのオーバーチュア「ヘンデルラルゴ」を一人の演奏家が、ソロを務め、一年後の定期本番に向けるのです。初心者の曲「ラルゴ」は誰もが弾けますが、きっと一生かけても仕上がらない曲と思います。まるで釣り人のフナに始まり フナで終わる、ですね。一年間練習で、少なくとも半世紀やってきたフルートの私も恥ずかしながらいくつもの気づきに出会い、このコンチェルトはかなりの勉強になりました。
まだ一つの提案の段階ですが、団内の一番の功労者の、一番の高齢者の花形ソロに仕上げていただくのです。この方向性が決まれば、毎年の定期演奏会は、 新しい充実したブラボーの渦に浸れることでしょう。どこにもないわが合奏団の誇りになるに違いありません。
よく若いころやったものだと思うのであります。グノーのアベマリア、バッチーニの妖精の踊りなど、難曲ばかりなのです。いかにノンブレスが続くかが課題であります、息切れ!74歳。
また秋にはヘンデルのラルゴでフルートソロがあります。仕上がるかどうか心配です。
また秋にはヘンデルのラルゴでフルートソロがあります。仕上がるかどうか心配です。
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